2011年6月9日木曜日

Suep Jata Muang

昨日からチェンマイを取り囲むお堀の各ゲートでは不審な動きが続いていた。テント設営、大量のイス、スピーカー。。なんだ?またどんぱち始めるのか??警戒を続けていたが、今朝、その謎の動きの全貌が明らかになる。朝も早くからたくさんの人々がテントの周りに押しかけており、テント内、上座の方にはお坊さんが何人も座っているのが見える。それでもよく分からない。学校で先生に聞いてみるも、チェンマイの誕生日みたいなものだと説明を受けた。ふーん。ますます気になる。
今日は、ランナー歴で7つ目の月、新月から4日経った日で、都市の更なる繁栄を願って行われる行事の日だそうで、チェンマイの守護神への捧げ物は、市内の各主要な場所で行われるということだ。なるほど、それで各ゲートにテントが立てられ人がいっぱいいたんだ。授業が終わった私達は移動中、スアンドーク門に通りかかった。人の群も朝に比べると若干まばらで、片付けが始まったようにみてとれる。テントの中では、皆食べ物を片手に談笑に忙しそう。でも、みんな同じ器で食べてるなぁと思ったその時、1人のおじさんが、私達に声を掛けた。呼ばれて行ってみると、食べろ食べろと、ほぼ空になった大きなバットを指差している。日本昔話ばりの大盛りのご飯をMorganに手渡したおじさんは、カレー鍋を指差した。横で他のおじさんが、これでもかっというばかりにビニール袋にカレーをパンパンに詰めている。すごい、スピリットだ。Morganはそのおじさんの後に続き、大盛りご飯の上にカレーをかけ、食べ始めた。私は床に散らばっているフルーツのほうが気になり、あわよくばとフルーツを探し始めた。しかし、この無料の食べ物へのタイ人達の情熱はすごい。みんな色々な容器にバンバン詰め込み、工場での流れ作業のように、みるみる食べ物がなくなっていく。私は6本パックの水を両手に抱える地元の民に負けじと、1本だけミニボトルをゲット!ドラムカンから煙が出ていたので、ボヤか?と心配してみていると、おじさんが缶に手を突っ込みアイスクリームはいかが?と勧めてくれた。もちろん無料。なんて素敵なイベントなんだ。もう少し早くくれば無料のフルーツも食べれただろうに。なんて思いながら、地元の民ばりに無料のタイ飯を頬張るMorganを微笑ましく眺めていた。

朝のチェンマイ門の様子
おそらく無料の健康診断

無料のカレーにたかる唯一の観光客

ペットボトルを持ち帰る地元民

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