私にとって、街で見つけるとテンションの上がるマーク、ドンブリマーク。元は1961年、日本でもお馴染み石油会社の「シェル」が家庭にガスを普及させるために、ガス調理を紹介するという宣伝から始まったらしい。シェル依頼の料理評論家に認められた店には、ドンブリマークを店頭に掲げて営業でき、また、ミシュランガイドの様な本に、掲載されるというもの。調べてみれば意外と最近始まったもので、このガスが広まる前は一体どうやって料理していたのか。。その選定役に選ばれたのが、料理評論家のタナッシー氏。タナッシー氏とは母親が王様の従兄弟という血筋で食に対する関心が深く、以前はタイの料理番組などにも出てらしたそう。このドンブリマークは、そのタナッシー氏が、タイ全土のお店にお忍びでいらっしゃり、おいしいと認めたメニューに対してのみ与えられる名誉あるドンブリなのだ。このマークの偉いところは、所謂高級店だけでなく、庶民の行ける安い食堂なんかにも与えられている点。看板には、与えられた日付、メニュー名、タナッシー氏のサインが入っている。タイ語の看板が読める方は、看板をみて、読めない方はどのメニューが受賞したのお店の人に聞かなければいけないのです。このドンブリマークを掲げる以上、そのドンブリマークをもらったメニューをおいていなくてはいけないそう。
この看板は、たいていレストランの軒先や入り口付近にたっていて、分かりやすい場所に堂々と掲げてあります。
ただこのドンブリマークの制度はもう既に終了し、タナッシー氏もお亡くなりになったとか。同じメニューを掲げていてもシェフが変わってしまっている可能性があったりするそうだ。それでも、ドンブリマークを見ると、ここで食べてみなきゃっと、テンションの上がる私です。
シェルチュアンチム |
ワロロット市場はドンブリの宝庫 |
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